導入企業プロフィール
| 業種 | 製造業 (精密機器) |
| 売上規模 | 100〜500億円 |
| 従業員数 | 100名以上 |
| 海外駐在拠点数 | 1〜5拠点 (東アジア、東南アジア) |
| 海外赴任者数 | 1〜10名 |
背景と導入前の課題
同社が抱えていた最大の課題は、海外赴任者の医療費・保険料の高騰でした。直近では、現地での大きな治療案件が発生し大きい額の保険金支払いが発生したことから、保険会社からは翌年度の契約更新を断られるという深刻な事態にまで発展しました。これは、単なる一時的なコストの問題ではなく、企業としてのリスクマネジメント体制の再構築を迫られる契機となりました。
また、持病を抱える赴任者に対する十分なケア体制がなく、医療対応が赴任者本人任せになっていたことも問題でした。大手企業のように産業医や保健師をフルタイムで契約する余力がない中、自社に合った規模・コストで導入できる支援施策を探し、試行錯誤が続いていました。
導入のきっかけと決め手
こうした中で出会ったのが、海外赴任者支援サービス「Expatsヘルスケア」でした。海外に詳しい産業医や保健師を個別に探して契約することなく、必要な専門的サポートと予防支援が受けられる点が、大きな魅力でした。
同社は、Expatsヘルスケアの仕組みによって、少人数の赴任者規模でも「標準化された支援体制」を無理なく整えられる点に可能性を感じ、導入に至りました。
社内提案のプロセス
社内での導入検討の際、同社が特に意識したのは、「赴任者の満足度向上」ではなく、「企業としてのリスク管理」であることを明確に示すことでした。
経営層への説明には、以下の資料を活用しました:
- 実際に他社で発生した高額医療事案のコスト試算
- 出向元の日本本社における安全配慮義務の法的整理
- 他社の過去判例などの参考資料
これらの情報をSaveExpatsのサポートのもとで事前に準備し、リスク回避の必要性を数値と根拠で説明したことで、社内の理解と承認をスムーズに得ることができました。
最後に・・・
Expatsヘルスケアの導入により、赴任者と帯同家族からの健康・医療に関する不安が軽減されるのではないかと期待しています。
また、常日頃のSaveExpats保健師さんとのコミュニケーションやサポートにより、持病のある赴任者の現地での治療継続の状況把握や、会社側で必要な支援などスムーズに連携できると思います。
導入後は定期的なヒアリングやフィードバックがあるので、長期的な視点でも安心感を持って利用させていただけると感じています。