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【Vol.2】ご利用者様に聞いてみました! – 健康診断結果の有効活用について

こんにちは、(株)SaveExpats広報スタッフでございます。
本シリーズでは、定期保健師面談をご利用いただいた皆様から寄せられたアンケート結果やご感想を通じて、弊社サービスが駐在員の方々や帯同ご家族の健康意識や生活にどのような影響を与えているかをご紹介していきます。

今回のテーマは、 健康診断結果の有効活用 についてです。 

健康診断の本来の目的とは? 

企業が従業員の健康維持・増進を目的に実施する定期健康診断は、病気の早期発見や予防、また個人の生活習慣や労働時間の見直しやに欠かせない重要な手段です。特に、高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病は、自覚症状が乏しいまま進行するケースが多く、定期的なチェックと早めの対策が極めて重要です。 

しかしながら、健康診断の結果は「受けたら終わり」になってしまっていることも少なくありません。結果通知書に記載されている数値の意味やリスクの解釈、そして具体的な改善の方法が不明瞭なまま放置され、せっかくの健診の機会が十分に活かされていないという現状があります。 

健康診断の課題:結果を受け取るだけでは不十分  

企業では必ず年に一度の健康診断を実施していますが、診断結果をどのように活用すればよいか分からず、そのまま放置してしまうケースが少なくありません。従業員の声からも、以下のような課題が見えてきます。

  •  結果の数値の意味が分からない 
  • 異常値があった場合、どのように対策をすれば良いのか不明
  • 前回の診断結果を見直す機会がなく、結局何もしていない

特に海外駐在員は、日本で健診を受けても、受診結果を受け取るのは現地となる場合も多く、健康診断を受けてもその本来の目的である「予防・改善」が果たされず、病気の発見や健康状態の管理が後手に回ってしまいます。 

定期保健師面談の重要性 

定期保健師面談では、保健師による健康診断の結果に関してわかりやすい解説が行われ、具体的な生活習慣や働き方の見直し方法や再検査の必要性なども丁寧にアドバイスされます。保健師との対話を通じて、自分自身の健康状態をより正確に把握できるようになります。 

<アンケートより抜粋> 

  • 「人間ドックの数値結果に対してそれがどの程度の状態なのか、を説明いただけたのは参考になった。」 
  • 「今まで健康診断の結果は自分で読んで、調べ、なんとなく解釈をしていたが、保健師に説明を受けることにより、よく理解できた。再検診するかを悩んでいたが、アドバイスいただき自分の中でどうしたいかがはっきりした。」 
  • 「前回の健診結果を見返したことで、忘れていた当時の指摘事項を思い出すことができました。」 
  • 「自身の健康を客観視することができる。」 

これらの声を通じて、以下のような効果があることが考えられます。 

面談を通じて得られる具体的な効果 

  1. 精神的なサポートとしての役割 
    • 特に海外生活においては、言語や文化の違い、慣れない環境でのストレスが健康に大きく影響します。保健師との面談は、身体面だけでなく、メンタル面での不安にも対応可能です。ちょっとした不調や不安を安心して話せる第三者としての保健師の存在は、精神衛生上も大きな支えとなります。 
  2. 健康診断結果の解説と理解の促進
    • 保健師は、診断結果の各項目について詳細に説明し、異常値があった場合のリスクや対策についてアドバイスを行います。結果の数値が何を示しているのかを明確にすることで、従業員自身が自分の健康状態を理解しやすくなります。 
  3. 前回の診断結果を振り返る機会の提供 
    • 保健師との面談では、前回の健康診断結果を振り返り、改善すべきポイントの進捗を確認します。これにより、健康改善のモチベーションが維持され、意識的に健康管理を続けることができます。 
  4. 健康意識の向上と行動変化
    • 保健師との定期面談を通じて、自分の健康状態を理解し、具体的な対策を講じることで、従業員の健康意識が向上します。健康診断の結果を活用することで、「自分の生活習慣を改善しよう」という積極的な姿勢が生まれます。 
  5. 生活習慣病の予防と改善
    • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、予防と早期発見が重要です。保健師が診断結果を分析し、適切な生活改善策を提案することで、健康状態の悪化を未然に防ぐことができます。 

まとめ:定期保健師面談の導入で健康診断を最大限に活用    

健康診断は「受けること」自体が目的ではなく、「活かすこと」が真の目的です。そしてその橋渡し役となるのが、保健師による専門的かつ丁寧なサポートです。 

企業において、定期的な産業医・保健師との面談を実施することで、海外赴任中の従業員も健康診断結果を理解し、適切な健康管理を行うことができます。また、駐在員・ご家族の健康リテラシー向上が促され、将来的な疾患リスクの低減や医療費の抑制、そして何より「安心して働ける環境づくり」につながります。 

健康診断を「受けるだけ」で終わらせるのではなく、定期保健師面談を活用して「意味のある健康管理」に進化させてみませんか?企業の健康施策の一環として、弊社の定期保健師面談の導入を検討してみてはいかがでしょうか。 

※2025年7月より定期保健面談と名称変更しております。

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